[この記事は、2025年6月10日2:00にWWDC2025基調講演で公開された情報に基づき執筆しています。]
お久しぶりです。国内発売日から、ほぼ毎日Apple Vision Proを利用している変人ブロガー“Vision Pro毎日生活”です。
ねぇ、今年のWWDC、Vision Proの新しいハードは発表されなかったし、なんだか地味なアップデートが多かったんじゃない?
正直、期待してた分、ちょっと肩透かしだったんだけど…。
WWDC2025の発表を見て、同じように感じた人もいるかもしれないね
でも今回は、Appleの目指す「現実世界とデジタルコンテンツのシームレスな融合した世界」への入り口となる、すごく大事なアップデートが多かったように思うよ
この記事では、まず「WWDC2025で何が発表されたのか」を要点で素早くチェックし、その上で、それらの発表が僕たちの生活にもたらす「可能性」について、僕なりの視点でじっくり考察していきます。
ぜひ、一緒にApple Vision Proの持つ「可能性」について考えてみませんか?
WWDC2025 Vision Pro関連発表サマリー

出典:Apple WWDC2025 基調講演
時間がない方向けに、まずは発表された内容の要点(事実)だけをまとめました。
- OS名称の変更: 次期OSの名称は「visionOS 26」に。
- 新デザイン言語: Vision Proに触発された「Liquid Glass」デザインが、iOS 26などにも展開。
- 空間ウィジェットへの対応: ウィジェットに対応し、仮想の現実空間に、時計や天気のわかる窓などを固定配置可能に。
- アプリ配置の固定化:これまで再起動するたびにリセットされていたアプリ配置が固定可能に。
- 空間シーン(AI写真): AIが手持ちの2D写真を、奥行きのある3D空間に変換。この機能は、Safariにも応用され、空間ブラウジングが体験可能に。
- ペルソナ&共有体験: アバターがよりリアルに進化。同じ空間で複数人が体験を共有可能に。
- 外部デバイス対応: ソニーの「PSVR2 Senseコントローラー」と、クリエイター向けスタイラス「Logitech Muse」に正式対応。
- 空間コンテンツの充実: GoProなどで撮影した360度ビデオ等にネイティブ対応。さらに新しいImmersive Videoや環境が追加
- iPhoneのロックを解除:Vision Proを装着していても、iPhoneのロック解除が可能に。
なるほど、こうして見ると結構色々あったのね。
で、結局これらのアップデートって、すごいの?すごくないの?
地味かもしれないけど、Vision Proユーザーからしたら「着実に進化しているな」と感じることができる、良いアップデートだったと思うよ
これらの発表が持つ「本当の意味」と、僕たちの“毎日”を変える「可能性」について、一緒に深掘りしていこう。
【神アプデ】既存ユーザーが歓喜!解消された日々の”小さなストレス3選”
今回のアップデートで、僕が個人的に一番「待ってました!」と叫びたくなったのが、既存ユーザーの“小さなストレス”を改善してくれる地味だけど着実なアップデート群です。
①まずはコレ!画面配置がリセットされる問題、ついに解決
まず、何よりこれ。アプリの画面配置が再起動するたびにリセットされる問題の解消です!
- アプリのウィンドウ配置やサイズが、セッションをまたいで記憶されるようになった。
ああ、なんか以前の記事で「毎回、配置し直すのが億劫だ」って言ってたやつね。あれがなくなるのは、確かに大きいわね
そうなんだ。「子供がいるから毎回片付けるたびに、ウィンドウの再配置が本当にストレス…」と書いたんだけど、まさにあの問題が、ついに解決される!
この問題は、特にVision ProをMacのディズプレイ代わりに使用している人にとって、一番のネックだったので、既存ユーザーにとって大歓喜のアップデートです。
②“そこにある”が当たり前に。visionOSもウィジェットへ対応
iOSやiPadOSではお馴染みのウィジェット機能がvisionOSにも登場しました。
その名も”空間ウィジェット”!
- 壁掛け時計やカレンダー、天気のわかる窓などをウィジェットとして仮想現実の日常風景の中に”固定表示”できるようになった。

出典:Apple
Vision Proを装着しているときに日付や時間、天気を確認しようとすると、これまではコントロールセンターやアプリを開くといった一手間が必要でした。
これからは固定表示されているウィジェットに目をやるだけで良いので、また1つ小さなストレスから解放されます。
デジタルな情報が、僕たちの生活空間に”同居”し始めるんだ。
まさにAppleの目指す「現実世界とデジタルコンテンツをシームレスに融合させる」ことへの着実な一歩という感じがしたね
将来的にVision Proがもっと軽くなって、メガネのように長時間着用することができるようになれば、リアルな壁時計やカレンダー、Atmoph Windowみたいなデジタルな窓は不要になる時代が来るかもなんて、想像しただけてワクワクしますよね
Vision Proって、意外とミニマリストの人におすすめよね。テレビとかモニターの代わりにもなるし
③Vision Proを装着したまま、iPhoneをロック解除
これも地味にストレスだった「Vision Proを装着していると、Face IDが使えず、iPhoneをロック解除できない問題」にも対応してくれました。
- Vision Proを装着したまま、iPhoneをちらりと見るだけでロック解除できるようになります。
これも以前、「Apple Watchで代用できるけど…」と書いたんだけど、ついにVision Pro自体が“鍵”になってくれます。
派手な新機能もいいのですが、既存ユーザーにとっては、こういう日々の体験を丁寧に見直してくれることこそ、visionOSの「成熟の兆し」を感じることができ、Vision Proの未来に期待したくなります。
Appleさんが、珍しくユーザーの声を聞いてるって思える発表内容だったのね
体験は“深化”する。AIと共有機能がもたらす新しい感動
次に、AIの進化がもたらす「空間シーン(Spatial Scenes)」機能。
- AIが手持ちの2D写真を、奥行きのある3D空間に変換。この機能は、Safariにも応用され、空間ブラウジングが体験可能に。
実は、昨年のvisionOS2から、既存の2D写真に軽く奥行きをつける程度の簡易的な3D化は実装済みでしたが、今回は、そのパワーアップバージョン。
さらにリアルに臨場感のある空間写真へ変換してくれます。

出典:Apple
iPhoneの空間モードで撮影した写真って、Vision Proで見ると、その時の空気感まで思い出させてくれて凄いもんね
昔の写真も全部それになるなんて最高じゃないの!
Vision Proには、これまでコンテンツ不足という指摘がありました。でも 僕たちがすでに持っている、何千、何万枚という思い出の写真。それ自体が、新たなコンテンツになるんです。
Vision Proが、”自分の記憶を再生してくれるデバイス”になるんだ。これは本当に凄いことだと思うよ。
次のOSアップデートでは、写真だけでなく、既存ビデオの3D変換にも期待したいな
発表では、不動産サイトのZillowが、Safariでブラウジングすると普通の物件写真から没入感のある内見ツアーを自動生成する、なんて事例も紹介されていました。
空間シーンを利用した未来の空間ブラウジング体験にも期待です。
Safariは、さすがにApple純正なだけあって、どんどんVision Pro対応が進んでいるよね。
今のところ、Vision Proで使うブラウザは、やっぱりSafariがおすすめだね
1-3.【人との繋がり】〜 “孤独なデバイス”からの卒業宣言か 〜
Vision Pro使用中の課題のひとつだった「孤独感」。その解消に向けたアップデートもいくつか発表されていました。
- ペルソナ(アバター)が、よりリアルな髪や肌の質感、そして完全な横顔まで表示可能になるなど大幅に進化し、さらに「共有空間体験」も導入された
ペルソナが「不気味」とか「怖い」とか散々な言われようだったもんね。実際、怖いし…
Appleの発表を見る限りは、大分リアルに近づいてて”怖さ”は感じなかったから、今度は期待していいかもね。
そもそも「Vision Pro持ってる友人や家族なんていないぜ!」問題はあるけどね(笑)

出典:Apple
空間に表示されているコンテンツを複数人で共有しながら見ることができる「共有空間体験」も発表されていました。

出典:Apple
「Vision Pro持ってる友人や家族なんていないぜ!」問題(2回目)
その他、ゲストモードがパワーアップして、iPhoneにVision Proに必要なパーソナルな情報を保存しおくことで、よりスムーズに貸し借りができるようになります。
「Vision Pro持ってる友人や家族なんていないぜ!」問題があるので、1つのデバイスを複数人で共有できる、こちらの機能の方が重宝しそうです。
外部連携で広がるApple Vision Proの可能性
「手と目だけ」からの解放。コントローラーと”空間ペン”への対応
Appleは今回、ソニーの「PSVR2 Senseコントローラー」や、クリエイター向けのスタイラス「Logitech Muse」に正式対応することを発表しました。
特に、僕が注目したのは空間スタイラスの「Muse」です。

出典:Apple
ああ、以前の記事で、Vision Proをつけながら無理やりな体勢でiPadに直接メモ書きしてたやつね(笑)。あの時の夢が、ついに叶うかもしれないってこと?
実は以前、このブログで「Vision Proをつけながら、Apple PencilでiPadにメモを取れないか?」という実験記事を書きました。
パススルー映像が荒くて快適とは言えなかったのですが、それくらいVision Pro装着中に手軽にメモが取りたかったんです。
もしかしたら、その夢が「Logitech Muse」で叶うかもしれない。
「咄嗟のアイデアを、そのまま目の前の空間に書き留めておける」
これができれば、Vision Proでの作業はもっとクリエイティブになる可能性があるよね。
わざわざサードパーティ製じゃなくて、Apple Pencilで空間にメモできたら良かったのにね
そこは次のアップデートに期待したいね
今後、実際に使用して、皆さんに感想をお伝えしたいと思っています。
コンテンツ充実への1歩。GoProなどの180度、360度映像のネイティブ再生対応
GoProなどのApple製品以外で撮影された360度ビデオに対応しもネイティブ再生が可能になりました。
この動きは、Vision Proを「Apple製のコンテンツを観るための装置」から、「あらゆる空間コンテンツを体験するための“最高の入り口”」へと、その役割を増す動きだなと感じました。
GoProなら既に使っている人も多いだろうし、撮影したら、すぐにVision Proで確認できるのは嬉しいわね。
コンテンツ不足の解消にもつながるわ
この他、さらなる Immersive Videoや環境の追加もあり、着実にコンテンツが増えてきている印象を受けました。

出典:Apple

出典:Apple
まとめ:ソフトウェアの「着実な進化」に、ハードウェアは付いてこれるのか

3-1. 考察:Appleが描く、シームレスな未来
今回のvisionOS26は、僕ら既存ユーザーが今まで不満に感じていた部分を着実に改善してくれる、素晴らしいものでした。
特に空間ウィジェットや空間シーンの登場は、Appleの目指す「現実世界とデジタルコンテンツのシームレスな融合」に大きな前進だと思いました。
ソフトウェアは、僕たちの生活が「もっと便利になる」という、ワクワクする未来を垣間見せてくれました。
3-2. しかし、そこにある「ハードウェアの壁」
ただ、その便利な未来を“日常的に”享受するには、 僕は正直、まだ大きな“壁”があると感じています。
それは、「ハードウェアの壁」、特に「2時間」が限界というバッテリーと「重さ」からくる着用感の問題です。
ソフトウェアが提案する「シームレスな体験」を本当に味わうには、現実世界とデジタルコンテンツの間の垣根を取り払う必要があります。
スマートフォンもパソコンも起動することなく、日常生活の中に、当たり前のように、そこにデジタルコンテンツがあるという世界が来たら素敵よね
そのためには、やはりハードウェアがもっと進化しなければなりません。
Appleが目指す本当のシームレスな世界は、それこそ普段かけているメガネのように、意識せず日常的に着用できるハードウェアが登場して、初めて完成するんだろうね。
3-3. この「進化の過程」を楽しむということ
ソフトウェアが現在進行形でそうであるように、ハードウェアも、ゆっくりでいいので、その進化に期待して、これからもApple Vision Proを毎日使って追いかけていきたいと思います。
この「進化の過程」そのものを、最前線で体験し、楽しむこと。 それこそが、僕がApple Vision Proを購入した1番の動機だし、この『Vision Pro 毎日生活』を続ける、一番の理由です。
本日は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました!
本日の一言「未来は完成品として届くのではなく、目の前で組み立てられていく。」